サイト名あたりに置いたイラスト、縮小したら諸々潰れて悲しい気分になったので大きめ画像を上げておきます。せっかくだから。

 

テイリンの申し込みと夏コミ用の申し込み書購入を無事済ませました。

テイリンとスパコミは早々と売り子さんも確保したので大手を振って人様の神本買いに行けます！　やったー！　一人だといつ席を外したらいいのか未だにタイミングが分からなくて買い損ねて結局泣く泣く通販で購入したりするからな…！　

 

 

そういえば冬コミの時女子高生と思しきお客様がいらして、「あ、これR18本だから買えないわー」とご友人と談笑してらっしゃいました。

 

それ聞いて売り子してくれた先輩と「昔は商業の同人アンソロなんかR18の規制が緩かったよね〜」「普通の漫画と間違えて読んじゃいますよね」という話になったんですが、あれ一般の漫画と間違えて買っちゃってそれがきっかけで腐女子になった人も多いんじゃなかろうか。自分のことですが。

 

当時の友人に頼まれて書店でワンピ●スの同人アンソロ買ってきて横から覗かせてもらったら、ゾロとサンジが裸で絡み合ってて度肝を抜かれたことを未だに思い出します。

そこで深みにハマるか拒絶反応を起こすかで腐女子という業を背負うかどうかが決まるんでしょうか。

 

BL好きは生まれつきという話もあるし、元々の素質がきっかけ次第で芽吹くのかもしれません。そう考えると遅咲きの腐女子も存在するんだろうか。

今までBLには縁がないと思って生きてきたのにある日突然天からの啓示のように目覚めたりするんでしょうか。運命の出会いのように。

 

一度巡りあってしまったらつかず離れず一生付き合っていく、そして治ったと思ったら不意に再発するなんてまるで一度別れて友人同士に戻ったはずなのにたった一度の酔った挙句のキスであっという間に時間が巻き戻る元恋人みたいだ。

「そんないいもんじゃないでしょ、持病だよ持病」

持病て。そんな…腰痛か何かみたいに…！

 

 

最近読んだものとか観たものとか。

 

●去年の冬、君と別れ（中村文則）

 

最高の写真を撮るために二人の女性を殺した罪で死刑を宣告されている天才フォトグラファーと、彼の内面を探るルポライターの話。今年映画が来るので読んでみました。

 

中村氏の小説はやや文体が苦手で『掏摸』以降読んでいなかったんですが、久しぶりに手を出してみてえ、こんな心臓引きずり出されるような話を書く人だったっけ？　と軽く衝撃を受けました。

 

これから殺そうとしている相手との情事に耽るとか仇敵の恋人を寝取ってその相手と同じように調教するとか大好物なシチュエーションですし実際ザビミク（の中のモブミク）でも書いてるんですが、それをおいとくとしても登場人物誰にも感情移入できなくて逆に凄い。誰にも思い入れられないのに面白い。これを映像化するとか正気か。

 

芥川賞作家の作品ってどれもこれもなんでこう気持ち悪いんでしょうか（※褒めてます）。『劇場』（又吉直樹）も『コンビニ人間』（村田沙耶香）も『異類婚姻譚』（本谷有希子）も徐々に自分を食い散らかされていくような気持ち悪さがある。端的に言うと狂ってる。

 

筒井康隆御大も「正常な人間が小説なんか書くわけないだろ」とエッセイで堂々仰ってましたが多少狂ってないと小説は書けないのか。大好き。

 

 

●屍人荘の殺人（今村昌弘）

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ミステリ愛好会に所属する主人公と周りの人たちが夏のペンションに閉じ込められて次々殺人事件が起きる話。

下心満々で集まる登場人物に変人の先輩、いわくありげな屋敷、白ワンピに長い髪をなびかせるヒロイン、これだけ書くとクローズド・サークルもののド定番ですがおっもしろかった！

 

処女作とは思えないほどキャラ立ちしまくり文章は読みやすくポップで展開も派手、何よりクローズド・サークルで殺人と並んでしょっちゅう登場するアレが！　アレが本格ミステリと両立してるのが凄い！　ハードカバーですがあっという間に読めます。明智さん萌えキャラだと思ってたのになんだってあんなことに。

 

あと主にSIRENの影響によりついつい「しびとそう」と読んでしまうんですが、文中のワードからして十中八九「しじんそう」。

 

 

●ポプテピピック（アニメ）

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1話がやばかった。詳しくはここに書けませんが原作のやばさを凌駕するやばさ。

名実ともにキングオブクソアニメ略してKOKだと思いますが、もう5回以上ループしてる時点で製作陣の思うつぼです。